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細菌感染症の脅威から人類を守り、より安全な世界の実現を目指して

AIとバイオテクノロジーでライフサイエンス業界のDX推進に貢献する総合ソリューション

ライフサイエンス業界では、研究や検査の効率性や精度を向上させること、標準化や再現性を高めること、そして場所、時間、リソースの制約をなくし多面的な連携を実現することが求められています。私たちは、これらの課題に応える革新的なソリューションを提供することで、業界全体の発展に寄与することを目指しています。

私たちは、撮像の自動化を実現するデバイスの開発と連携を進めています。例えば、自社開発の「PoCGS®シリーズ」は、可変パラメータの導入により、グラム染色をはじめ幅広い染色手法や検体に対応し、検査・研究工程の効率と可能性を高めています。また、産官学連携により開発された「微生物感受性分析装置 SOLTIMO-M」「細菌増殖モニターBacterial Growth Monitor」は、固形培地を透過する光の強度をもとに細菌の増殖を測定し培養状況の判断を自動かつ迅速に実施することで、医療や工場検査、さらには創薬研究においても重要な役割を果たします。

これらのデバイスは、自社開発や共同開発、さらに3rd partyとの協力で作り上げた解析アプリと連携することで、幅広いユーザーのニーズに応えます。これらの技術を統合し、ライフサイエンス分野における幅広い課題を、画像起点の総合ソリューションで解決し、効率性や精度を高めると同時に、新たなイノベーションの創出に繋げ、持続可能な未来の構築に貢献していきます。

商品

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自動グラム染色装置PoCGS®-Pro

PoCGS®-Proは小型の自動グラム染色装置です。材料をスライドガラスに塗抹しPoCGS®-Proにセットすれば、短時間(約5分)で染色標本が完成。試薬滴下量・染色時間等は材料ごとに操作パネルで変更、登録も可能です。

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細菌感染症菌種推定支援AIソフトウェアBiTTE(ビッテ)-Urine

細菌感染症菌種推定支援AIソフトウェアBiTTE®-Urine

尿のグラム染色画像から各菌体が有する特徴を検出・解析し、菌種推定の結果を表示して、医師の診断を支援する。

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Tele Diagnosis Platform

微生物感受性分析装置 SOLTIMO-M

SOLTIMO-Mは固形培地を透過する光の強度をもとに細菌の増殖を測定し培養状況の判断を自動かつ迅速に実施可能な測定装置です。

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ポイント・オブ・ケア自動グラム染色機 PoCGS(ポッグス)

自動グラム染色機(非医療機器)PoCGS®-iE

10種類以上の染色プログラムが登録可能な自動グラム染色機PoCGS®-iE。スライドガラスに材料を塗抹後、機器にセット。固定、染色、水洗、乾燥までのすべてのステップが自動で染色標本が完成。 排水タンクは架設することも可能なため、設置場所を選ばない。

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細菌感染症菌種推定アプリ・適正抗菌薬選定支援システム BiTTE(ビッテ)

微生物推定支援AIソフトウェア(非医療機器)BiTTE®-iE

グラム染色像に対するAI画像解析技術を利用した菌種推定アプリ。グラム染色判読スキルアップを支援します。地域のアンチバイオグラムと連動しています。

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Tele Diagnosis Platform

微生物増殖解析サービス〜BGM ソリューション

固形培地上での微生物増殖観測を可能にするBacterial Growth Monitorを用いて、創薬・耐性菌研究はじめ様々な微生物学研究の新時代をサポートします。

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課題1:検査・診断と研究プロセスの属人性と非効率性

ライフサイエンス分野では、画像解析を伴う検査・診断や研究が多くありますが、これらの作業において属人性や特定の専門家への依存が課題となっています。この状況は、結果の再現性や一貫性を低下させるだけでなく、作業者への負担を増加させ、効率的な運用を阻む要因となっています。



■ 薬剤耐性問題の進行

不正確な診断や遅延が適切な抗菌薬の選択を妨げ、抗菌薬の誤用や乱用が発生。これが薬剤耐性菌の拡大に寄与し、公衆衛生上の危機を深刻化させています。


参考:

■薬剤耐性(AMR)対策について|厚生労働省

■Antimicrobial Resistance | CDC



世界規模のパンデミックは定期的に発生、20世紀に抗菌薬が登場

抗菌薬登場後は、その乱用により耐性菌出現の繰り返し

■ 創薬パイプラインの減少

属人性や非効率性により、研究成果の再現性が確保されず、新薬開発に必要なデータの信頼性が低下しています。この結果、創薬プロセス全体の停滞やコスト増加を招いています。




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課題2:人材不足と地域間格差

急速な技術進化に対応するライフサイエンス人材の不足と、地域間のリソース格差が深刻な課題です。遠隔地や新興国では特に顕著であり、限られたリソースの中で迅速かつ精度の高い対応が求められています。我が国においても、高齢化や労働力不足が影響し、地方や僻地でこの課題が顕在化しつつあります。これらの格差は、現場の効率低下だけでなく、業界全体のイノベーションの妨げにもなっています。


■ 医療リソースの地域格差拡大

人材不足により、都市部と地方、先進国と新興国の間で医療・研究リソースの格差が広がり、診断や治療の質が地域ごとに大きく異なる状況を生み出しています。


参考:

■厚生労働白書



■ 感染症対応の遅れ

遠隔地や新興国では、人材と設備の不足から感染症の診断と治療が遅れ、地域的な流行が世界的なパンデミックに発展するリスクが高まっています。


参考:

■新型コロナウイルス感染症へのこれまでの取組を踏まえた 次の感染症危機に向けた中長期的な

■World health statistics 2020: monitoring health for the SDGs, sustainable development goals



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課題3:データとプロセスの標準化不足

検査や研究のプロセスに属人性やばらつきが残り、施設ごとの手法や判断の違いが結果の一貫性と信頼性を損なっています。特に画像解析や検査結果の解釈では熟練者への依存が強く、再現性を確保する仕組みが求めらます。また、専門家のスキルを次世代に継承する仕組みとともに、後継者育成が重要です。さらに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の遅れが、手作業や紙ベースのプロセスから脱却できない要因となり、施設間でのデータ共有や効率的な運用を妨げています。



■ ライフサイエンス分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)の遅滞

プロセスの標準化が進まないことで、デジタル技術の導入が遅れ、効率化やデータ活用が十分に実現できていません。この結果、研究成果の共有や協力体制が不足し、業界全体の競争力が低下しています。


参考:

■医療DXの更なる推進と今後の対応方針について



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