微生物感受性分析装置 SOLTIMO-M CB100

微生物感受性分析装置
SOLTIMO-M CB100とは

SOLTIMOは固形培地を透過する光の強度をもとに細菌の増殖を測定し
培養状況の判断を自動かつ迅速に実施可能な測定機器です。
インキュベーターに設置可能な小型サイズで、省スペースを実現します。
  • 細菌の早期観測

    固形培地上の透過光を
    経時的にモニターすることで、
    細菌増殖を
    コロニー形成の早期から観測

  • 自動判定により
    業務の効率化・標準化を支援

    ディスク法での薬剤感受性試験や
    細菌増殖の計測を始めとする
    様々な微生物検査の自動化を支援

  • コンパクトなサイズ

    標準インキュベータに
    10台設置可能な小型サイズ

検体を塗抹した固形培地を機器にセット
                           
附属のPC画面上で測定モードを選択し(細菌の増殖検出、阻止円の測定、等)、測定を開始
細菌の増殖や阻止円が測定されるとアラートを提示
詳細な培養結果を確認可能
・検出機能:細菌が発育した領域を抽出。特定*の培地においては菌種の推定も実施
・阻止円測定機能:それぞれの阻止円の直径とCLSI基準に基づく薬剤感受性も自動で表示
詳細な固形培地の画像を経時的に確認可能
                                                                                                                                                                                                                                               
項目内容
販売名 微生物感受性分析装置 SOLTIMO-M CB100
一般的名称 微生物感受性分析装置(71129002)
クラス分類 クラス
届出番号13B2X10578000002
特定保守管理医療機器 該当
サイズ・重量 W160×H240×D64(mm)/約1.1Kg
※突起物除く    
測定可能な
固形培地
直径(蓋込み):90±4mm
厚み(蓋込み): 15±2mm
(JISK 0950:1988 規格に沿う)
ディスク拡散法による
薬剤感受性
検査入力画像
CLSI M100 Ed34 に準拠する

細菌増殖モニター開発経緯

従来、微生物検査・実験において、寒天培地上の細菌発育結果の判定には通常1日以上かかってしまうという課題がありました。この課題を解決するために、弊社が有する知見、技術やネットワークを活用して開発されたのが細菌増殖モニターです。本開発品は薄膜トランジスタ(TFT)センサーを活用した、世界初(当社調べ)の寒天培地上の細菌増殖モニタリング機器です。

従前、カメラでタイプラプス画像を撮り、コロニー数やコロニー径をモニターする方法は知られていましたが、対数増殖期から検出することは出来ていませんでした。本開発品は、寒天培地を透過する光をTFTセンサーが経時的に検出し、その光学密度(OD)を算出しモニターすることで、肉眼で捉えるのが難しい微細な細菌増殖を捉えることが可能になります。これにより、従前から課題であった、培養結果判定の短縮化に貢献できると確信しています。

加えて寒天培地の透過光強度の変化から、寒天培地上の細菌の増殖曲線を取得することや、ディスク法による薬剤感受性試験の早期結果予測なども可能となり、応用の幅は非常に広いと考えています。

実際にユーザーの皆様ともお話をさせていただき、多様な応用が可能であると強く感じておりますし、当社の細菌増殖モニターが微生物検査・研究に携わる方々のお力になれることを嬉しく思います。

プロダクトマネージャー
有泉 伶一

FAQ

A: チョコレート寒天培地など、透過度が高くない培地の場合測定が難しいと推定されます。

A: CLSI M100 Ed34に準拠しています。

A: 専用の固形培地はございません。
約9cmのサイズであれば測定したい培地をご利用いただけます。
※透過度の低い培地を除く

A: 蓋面が下になるよう設置頂くようお願いします。

A: 動作温度は33~38℃での使用を推奨しています。

A: 特定の期間で行っていただく必要はございませんが、
汚れが気になる場合は消毒用の液体を使用して
機器表面をティッシュ等で拭いていただくことを推奨しています。

A: 5日間(120時間)までの測定には対応しています。
透過度の高い培地であれば測定可能と推定されます。

現時点では対応しておりません。

A: 今後LISとの接続を検討しております。

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