カーブジェン株式会社(代表取締役:中島正和、本社:東京都渋谷区)はこのたび、2025年6月19日から23日に米国・ロサンゼルスで開催された「ASM Microbe 2025」にて、当社が研究開発を進めるテーマ(計2件)について、取締役・竹谷誠が発表したことをお知らせいたします。
本年は、当社が開発をしたクラウドベースAI画像解析プラットフォーム「CarbConnect®」および、寒天培地上での細菌増殖をリアルタイムかつ定量的に測定する「Bacterial Growth Monitor(BGM)」に関する2件の研究がポスター発表として採択されました。
「CarbConnect®」は、安全な画像保存、リアルタイムのコミュニケーションを実現し、研究や医療などの現場でのイメージング活用を支援するプラットフォームです。微生物検査業務におけるヒューマンエラーの低減や検査効率の向上を目的としたAIサポートツールであり、検査室業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指す取り組みです。
・詳細: https://carbgem.com/product/carbconnect/
一方、「Bacterial Growth Monitor(BGM)」は、寒天培地における細菌の光学的変化を高感度に検出する独自技術であり、創薬・研究用途において抗菌剤効果の迅速評価などへの応用が期待されています。
・詳細:https://carbgem.com/product/bacteria-growth-monitor-ie/
これにより、当社が研究開発を進める製品・サービスの国際市場での協業・パートナリングを進め、米国をはじめとする海外関連企業への販路開拓、事業提携、ライセンスアウト等を目指します。
発表内容は下記です。
ASM Microbeは、1899年に発足し、細菌、ウイルスをはじめとした様々な微生物に関する研究者、教育者、医療従事者等からなる世界最大規模の学会であるアメリカ微生物学会(American Society for Microbiology、略称: ASM(https://asm.org/ ))が主催する年次学術会議です。微生物学と関連する科学分野の研究者、学者、医師、企業関係者などが集まり、最新の研究成果や技術の発表、議論、情報交換などが行われます。
本学会では、微生物学全般に関連する幅広いテーマが取り上げられ、基礎研究から臨床応用まで様々な分野の発表やセッションが行われます。また、最新の技術や製品展示も行われ、微生物学における最先端の進歩やトレンドを紹介する場でもあります。
当社発表内容に関するお問い合わせは、press@carbgem.comまでご連絡ください。
カーブジェンは、プログラム医療機器(SaMD)の承認取得をはじめとする先進的な技術を通じて、ライフサイエンス分野における診断支援、研究の効率化、品質管理の標準化・自動化を推進しています。熟練技術者の不足や地域医療の格差といった社会課題の解決に取り組み、正確かつ迅速な結果を提供することで、医療や産業の現場を支援しています。
また、AI技術とデジタルプラットフォームを活用し、研究者や医療従事者の連携を強化。薬剤耐性(AMR)問題などのグローバル課題解決への貢献を目指しています。
東京都主催「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024」をはじめ、数々のアワードを受賞。国内外の有力研究機関や産官学との連携によるオープンイノベーションを通じて、未来の医療・研究の共創にも力を注いでいます。