細菌感染症菌種推定支援AIソフトウェアBiTTE-Urine

                  細菌感染症菌種推定支援AIソフトウェア
BiTTE®-Urineとは

AI画像解析技術を活用し、グラム染色像に対して菌種推定を支援する仕組みです。
地域・病院独自のアンチバイオグラムと連携が可能です。
※特許取得済み(特許第7090302号)
  • 精度

    7種分類 約95%(グラム陽性菌/グラム陽性球菌/グラム陰性菌/酵母様真菌/その他/複数菌/菌体無し)

  • スピード測定

    菌種推定結果表示まで約10秒

  • 抗菌薬候補一覧

    地域・病院独自の
    アンチバイオグラムと連動

スマホにBiTTE®-Urineアプリをダウンロードする。顕微鏡にスマホをセットし、菌が確認出来たら視野を撮影
                           
撮像した菌種の画像を選択し、細菌推定を開始するボタンをTap
約10秒で5菌形態(グラム陽性菌/グラム陽性球菌/グラム陰性菌/酵母様真菌/その他)を鑑別。さらに表示された菌種(Escherichia coli)をTapすると
※左記画面ではグラム陰性菌と推定
推定菌種に対応する抗菌薬候補一覧を表示
スペクトラムスコアやWHOのAWaRe分類も表示                        
                                                                                                                                                                                                                                               
項目内容
販売名 細菌感染症菌種推定支援AIソフトウェアBiTTE-Urine
一般的名称 微生物分類支援プログラム(71129002)
クラス分類 クラスⅡ
承認番号30600BZX00247000
画像解析・
結果出力機能
菌種推定モジュールが入力された画像を解析し、解析結果は菌形態分類について、予測確率が第1位の菌形態分類名がアプリの画面上でユーザー(医師または技師)に通知される。 予測確率については、0~100%までの数値で算出され、90%以上、90%未満の2段階で表示し、100%に近い値ほど予測確率が高い事を示す。

※菌形態分類は次の7種
1: グラム陽性球菌
2: グラム陽性
3: グラム陰性球菌
4: グラム陰性
5: 酵母様真菌
6: 複数菌
7: 菌体なし

*グラム陽性菌、グラム陽性球菌、グラム陰性菌および酵母様真菌いずれにも分類されない場合、「その他」と分類される。 1から5までの分類項目ごとに予測確率を算出し、5%以上の分類項目が、無い場合は「菌体なし」に、1つの場合は該当する項目に、2つ以上の場合は「複数菌」に分類される。    
対象画像
閲覧機能
検体毎に判定したいグラム染色画像を一覧形式で表示する。一覧の中からグラム染色画像を特定することにより、画像解析結果が表示される。
入力画像
妥当性
確認機能
入力画像に菌が含まれているかを判定し、妥当であるかどうかをユーザーに通知する。
複数菌
判定機能
入力画像に複数菌が含まれているかをユーザーに通知する。

       

BiTTE®-Urine開発経緯

2019年に東京都医工連携HUB機構主催の臨床ニーズマッチング会に参加し、国立国際医療研究センター・国際感染症センター様における臨床ニーズを伺ったのがきっかけです。

細菌感染症に関するグラム染色像に対し菌種推定を行う画像AIを開発し、日本のみならず薬剤耐性菌が問題となっている開発途上国(LMIC)での活用を見越し、アプリとして活用したいというものでした。 画像解析技術は、親会社ネクスジェン株式会社で既に確立しておりましたので、ケイパビリティをご紹介しました。

サンプルとなるデータに対して予備的な解析を行い、比較的高い精度が出たため、2020年4月に国立国際医療研究センター様と共同研究を開始しました。また10月には神戸大学様とも共同研究を開始しました。 オニールレポート等で薬剤耐性が世界的に大きな問題であると認識すると共に、これほど社会的に影響の大きい問題に対して、これまで培ってきた画像解析技術で、少しでも貢献できる可能性があると分かった時は、とてもワクワクし、身が引き締まる思いがしたのを覚えています。

これからも顧客ニーズの把握を続け、さらなる精度改良に尽力して参ります。

取締役
宮塚 功



◆料金プランについて
 下記のボタンを押してお問い合わせください。


お問い合わせ



FAQ

A : 抗菌薬暴露の補正はしていません。染色ムラについては使用上の注意事項として、推奨される染色方法等をご案内しております。ご確認されたい方はホームページよりご連絡下さい。

A :AndroidOS向け提供はございません。

A : オンラインでの使用となります。

A : 7種分類 (グラム陽性菌/グラム陽性球菌/グラム陰性菌/酵母様真菌/その他/複数菌/菌体無し)で   
約95%の精度となります。
感染症専門医療職に対して非劣性となっております。                    

A : スマートフォンとUSB接続もしくはWi-Fiで接続することが可能であれば接続可能です。

光学顕微鏡にて観察される微生物以外の推定対象や、取扱説明書の内容によらない不適切な方法に基づく本製品の使用の場合には、本製品が目指す推定結果が出力されない可能性があります。
例) 
光学顕微鏡以外で撮影された画像
微生物検査に関わらない一般的な画像
光学顕微鏡での観察視野をパソコンモニタで表示し、スマートフォンカメラで撮影した画像
推奨方法以外で作成されたスライドグラス

抗菌薬候補一覧の表示には、JANIS(厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業)の薬剤感受性統計データを活用しています。 統計データに感受性データが存在している菌種についてのみ、抗菌薬候補一覧が表示されます。 抗菌薬候補一覧が表示される菌種は以下の通りです。
■尿検体

GPC
Enterococcus faecalis
Enterococcus faecium
GNR
Citrobacter freundii
Citrobacter koseri
Enterobacter aerogenes
Enterobacter cloacae
Escherichia coli (ESBL)
Escherichia coli (Non-ESBL)
Klebsiella pneumoniae
Klebsiella pneumoniae (ESBL)
non-typhoidal Salmonella spp.
Proteus mirabilis
Proteus vulgaris
Pseudomonas aeruginosa
Serratia marcescens

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