カーブジェン、ライフサイエンス領域DX/AIソリューション「特化型ラインナップ」第2弾として、専門知識を備えた対話型AI「AIエージェント」を開発開始

  • DX/AI-solution
  • 2025/10/17

― 研究・臨床・製造の現場で“思考を支援するAI”を実現 ―

カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島正和、以下「当社」)は、ライフサイエンス領域のDX/AIソリューションで培った知見・実績を基盤に展開する「特化型ラインナップ」シリーズの第2弾として、研究・臨床・製造現場の思考プロセスを支援する対話型AI「AIエージェント」の開発を開始したことをお知らせいたします。

■ DX/AIソリューションについて

当社のDX/AIソリューションは、ライフサイエンス領域で蓄積したドメインナレッジを生かし、その周辺の医療・ヘルスケア、消費財・流通、製造・インフラ、社会・行政インフラの領域において、AI技術を活用した革新的なソリューションを提供しています。
画像解析・機械学習・データ基盤構築・レギュラトリー対応など、多様なニーズにワンストップで応えることで、業務効率化から意思決定支援まで幅広く支援します。

ソリューション紹介ページはこちら:https://carbgem.com/solution/

■ 開発背景

研究・臨床・製造の各現場では、データ解析の自動化が進む一方で、結果の解釈や意思決定の負荷が増大しています。特に専門知識を必要とする考察・報告書作成・文献調査などの作業は、研究者や技術者の判断に依存しやすく、再現性・スピード・人材育成の面で課題となっていました。当社はこれらの課題に対し、AIが専門文献や解析データを理解し、自然言語でユーザーの質問に応答する“思考を支援するAI”として「AIエージェント」を開発しました。AIが“検索”や“自動処理”を超えて、“知見を活かす対話”を通じた意思決定支援を実現します。

■ サービス概要:「AIエージェント」(研究用途・非医療機器)

主な機能は以下の通りです。

●対話型知識支援
実験計画・解析設計・レポート作成などにおける質問に自然言語で応答し、関連データや文献を提示。

●解析結果の要約・考察生成

●文献・データ横断検索
社内データベースと学術文献を連携し、仮説形成・データ検証を支援。

●安全な閉域運用
機密性の高い研究データを外部送信せず、当社独自の閉域AI基盤で処理を完結。

特長

  • “思考を支援するAI”:単なる質問応答ではなく、過去の解析結果や論文情報を踏まえて文脈的に提案
  • 専門ドメインに最適化:医療・ライフサイエンス領域やさらにニッチな専門領域における専門語彙・概念構造を学習
  • 再現性の確保:全応答を記録・追跡でき、研究・品質管理の監査対応にも適用可能
  • 人材育成支援:

活用事例(想定例)

AIエージェントは、ライフサイエンス領域の幅広い領域で活用が可能です。
たとえば、生活習慣病のフォローアップや服薬指導・栄養指導などにAIを活用することで、ナレッジシェアによる応対品質の標準化、アプリやチャットなどのITツールと連動したコミュニケーション強化、医療従事者との指導状況のリアルタイム共有によって、患者のセルフケアや服薬アドヒアランスを向上させ、医療従事者の負担軽減に貢献します。

このように、現場ニーズに合わせたドメイン特化型エージェントとして、臨床現場・製薬企業・研究機関など各分野での展開が期待されています。

今後の展望

当社は本シリーズを「特化型ラインナップ」として、今後もライフサイエンス領域におけるAI活用の高度化を推進してまいります。次フェーズでは、創薬支援AI、細胞製造品質評価AI、臨床検査AIなど、より専門分野に特化した知識エージェントを展開予定です。AIを“作業支援”から“知識共創”へと進化させ、研究・製造・臨床現場におけるDXをさらに加速してまいります。