― 研究・臨床・製造の現場で“思考を支援するAI”を実現 ―
カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島正和、以下「当社」)は、ライフサイエンス領域のDX/AIソリューションで培った知見・実績を基盤に展開する「特化型ラインナップ」シリーズの第2弾として、研究・臨床・製造現場の思考プロセスを支援する対話型AI「AIエージェント」の開発を開始したことをお知らせいたします。
当社のDX/AIソリューションは、ライフサイエンス領域で蓄積したドメインナレッジを生かし、その周辺の医療・ヘルスケア、消費財・流通、製造・インフラ、社会・行政インフラの領域において、AI技術を活用した革新的なソリューションを提供しています。
画像解析・機械学習・データ基盤構築・レギュラトリー対応など、多様なニーズにワンストップで応えることで、業務効率化から意思決定支援まで幅広く支援します。
ソリューション紹介ページはこちら:https://carbgem.com/solution/
研究・臨床・製造の各現場では、データ解析の自動化が進む一方で、結果の解釈や意思決定の負荷が増大しています。特に専門知識を必要とする考察・報告書作成・文献調査などの作業は、研究者や技術者の判断に依存しやすく、再現性・スピード・人材育成の面で課題となっていました。当社はこれらの課題に対し、AIが専門文献や解析データを理解し、自然言語でユーザーの質問に応答する“思考を支援するAI”として「AIエージェント」を開発しました。AIが“検索”や“自動処理”を超えて、“知見を活かす対話”を通じた意思決定支援を実現します。
主な機能は以下の通りです。
●対話型知識支援
実験計画・解析設計・レポート作成などにおける質問に自然言語で応答し、関連データや文献を提示。
●解析結果の要約・考察生成
●文献・データ横断検索
社内データベースと学術文献を連携し、仮説形成・データ検証を支援。
●安全な閉域運用
機密性の高い研究データを外部送信せず、当社独自の閉域AI基盤で処理を完結。
AIエージェントは、ライフサイエンス領域の幅広い領域で活用が可能です。
たとえば、生活習慣病のフォローアップや服薬指導・栄養指導などにAIを活用することで、ナレッジシェアによる応対品質の標準化、アプリやチャットなどのITツールと連動したコミュニケーション強化、医療従事者との指導状況のリアルタイム共有によって、患者のセルフケアや服薬アドヒアランスを向上させ、医療従事者の負担軽減に貢献します。
このように、現場ニーズに合わせたドメイン特化型エージェントとして、臨床現場・製薬企業・研究機関など各分野での展開が期待されています。
当社は本シリーズを「特化型ラインナップ」として、今後もライフサイエンス領域におけるAI活用の高度化を推進してまいります。次フェーズでは、創薬支援AI、細胞製造品質評価AI、臨床検査AIなど、より専門分野に特化した知識エージェントを展開予定です。AIを“作業支援”から“知識共創”へと進化させ、研究・製造・臨床現場におけるDXをさらに加速してまいります。