大阪国際がんセンター・木原記念財団らと 経済産業省「Go-Tech事業」に採択

― 血液がん・免疫疾患の免疫プロファイル解釈を自動化するAIの開発に着手 ―

カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区神南一丁目5番13号、代表取締役:中島正和、以下「カーブジェン」)は、地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター(所在地:大阪府大阪市中央区、総長:松浦成昭、以下「大阪国際がんセンター」)および公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団(所在地:神奈川県横浜市鶴見区、理事長:松尾泰樹、以下「木原記念財団」)と共同で推進する「血液がん・免疫疾患の免疫プロファイル解釈を自動化するAIの開発」が、経済産業省「令和8年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)」に採択されましたので、お知らせいたします。

本研究開発では、木原記念財団を事業管理機関、カーブジェンを主たる中小企業者等とし、大阪国際がんセンター 血液内科 藤重夫副部長と連携して推進いたします。

大阪国際がんセンター 公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団 CarbGeM Inc.

採択事業の概要

項目内容
事業名令和8年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)
通常枠
実施機関経済産業省(経済産業省関東経済産業局)
研究開発計画名血液がん・免疫疾患の免疫プロファイル解釈を自動化するAIの開発
事業管理機関公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団
主たる中小企業者等カーブジェン株式会社
連携している大学・
公設試等
地方独立行政法人大阪府立病院機構

出所:経済産業省関東経済産業局「令和8年度成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)の公募の採択が決定しました」
(採択案件一覧(PDF))

背景・課題

血液がんや免疫疾患の領域では、細胞表面の多数のマーカーを同時に測定し、細胞の種類や性質を多角的にとらえる免疫プロファイル解析が、病態の理解と研究の基盤となっています。近年は測定できるマーカー数が増加し、一つの検体から得られるデータは高次元かつ大規模になっています。

一方で、こうしたデータの解釈は、専門的な知識と経験を持つ担当者による目視での判断に大きく依存しており、判断の再現性の確保、解釈にかかる時間、そして担い手の確保が課題となっています。結果として、蓄積された豊富なデータが十分に活用されないまま「読み解かれていない」状態にとどまることも少なくありません。

研究開発の概要

本研究開発では、免疫プロファイルデータの解釈プロセスを構造化し、AIによって自動化・支援する技術基盤の確立に取り組みます。多次元の測定データから細胞集団を客観的に分類・可視化し、解析結果を再現性のある形で提示することで、研究および解析業務の効率化と標準化に貢献することを目指します。

今後の展開

カーブジェンは、本事業を通じて、免疫プロファイルデータの解析を支援する技術基盤の確立に取り組んでまいります。当社は、感染症・微生物領域で培ってきたAI画像解析技術を基盤に、医療・ヘルスケアを含むライフサイエンス領域全体へとDX/AIソリューションの適用範囲を広げており、本事業もその一環として、産官学連携・共創による社会実装を進めてまいります。

カーブジェン株式会社

項目内容
会社名カーブジェン株式会社(英語:CarbGeM Inc.)
代表者代表取締役 中島正和
本社所在地東京都渋谷区神南一丁目5番13号
設立2021年3月
事業内容AIとバイオテクノロジーを活用したライフサイエンス分野向け
ソリューションの開発・提供
公式サイトhttps://carbgem.com/

カーブジェンは、プログラム医療機器(SaMD)の承認取得をはじめとする先進的な技術を通じて、ライフサイエンス分野における診断支援、研究の効率化、品質管理の標準化・自動化を推進しています。熟練技術者の不足や地域の格差といった社会課題の解決に取り組み、正確かつ迅速な結果を提供することで、医療や産業の現場を支援しています。2025年1月に「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024」において奨励賞を受賞、2026年2月にはインド政府主催「AI Impact Summit 2026 – 世界TOP10」に選出されたほか、2026年4月に第38回 中小企業優秀新技術・新製品賞ソフトウエア部門「優秀賞」を受賞、2026年6月に総務省「ICTスタートアップリーグ」に採択されるなど、国内外で数々のアワードを受賞。産官学との連携によるオープンイノベーションを通じて、未来の地域・医療・研究の共創にも力を注いでいます。