― 生研支援センター「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」の取り組みとして、乳牛の乳房炎を早期に見極める検査技術を海外投資家等へ発信 ―
カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島 正和、以下「当社」)は、2026年9月2日(水)に開催された「TECHNIUM Global Conference 2026」(主催:TECHNIUM Global Conference実行委員会)において、当社 アジア事業部長の上利 尚大が英語によるピッチに登壇し、生物系特定産業技術研究支援センター(以下「生研支援センター」)の「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」に採択されている研究課題「自動グラム染色と微生物推定AI技術を用いた乳房炎の早期診断技術の開発」について発表いたしましたので、お知らせいたします。

英語ピッチに登壇する当社 上利 尚大

ピッチ会場の様子
写真:TECHNIUM Global Conference 2026(2026年9月2日/SAKURA DEEPTECH SHIBUYA)
| イベント名称 | TECHNIUM Global Conference 2026 |
| 公式サイト | https://tcnm-gc.com/ |
| 主催 | TECHNIUM Global Conference実行委員会(Beyond Next Ventures株式会社/株式会社電通/株式会社CoA Nexus/コランダム株式会社) |
| 会期 | 2026年9月2日(水)〜3日(木) |
| 会場 | セルリアンタワー東急ホテル(メインセッション会場)/SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(ピッチ・ポスター会場) |
| 登壇者 | カーブジェン株式会社 アジア事業部長 上利 尚大(獣医師) |
| 発表タイトル | Early Detection of Bovine Mastitis via Automated Gram Staining and Microbial Estimation AI |
本ピッチでは、乳牛の乳房炎が酪農経営に与える負担と、その解決に向けた当社の取り組みを、海外投資家等に向けて英語で発表いたしました。主な内容は以下のとおりです。
・乳房炎は、乳牛の疾病の中でも酪農経営への影響が大きい疾病であり、わが国全体の年間被害額は約800億円は下らないと概算されています(出所:日本乳房炎研究会、2012年)。
・現在の検査では一般的に、原因菌の同定に1日以上を要しており、結果を待たずに抗菌薬を投与せざるを得ない状況が生じやすいことが、治療コストや生乳廃棄の増加につながっています。
・当社は、国立大学法人広島大学が開発した乳汁のグラム染色法に、自動染色とAIによる画像解析を組み合わせることで、専門的な熟練を要さずに原因菌の推定可能な仕組みの実現を目指しています(現在開発中)。
・開発中のソフトウェアは、当社のクラウド型ライフサイエンスAIプラットフォーム「CarbConnect®(カーブコネクト)」上での提供を予定しています。
・獣医療機関・酪農場・民間検査機関と連携し、実証を進めています。
薬剤耐性(AMR)については、ヒトと動物の分野が協調して解決にあたる「ワンヘルス(One Health)」の取り組みが国際的に重要とされており、国内でもAMR対策アクションプランのもとで諸施策が進められています。乳牛の乳房炎の治療には抗菌薬が多く用いられることから、正しい原因菌の把握に基づく抗菌薬の適正使用・慎重使用が課題となっています。
当社は、微生物・感染症領域で培ってきたAI画像解析技術を基盤に、獣医療・畜産の現場で使える検査基盤の確立を目指しています。本取り組みは、AMR対策への貢献にとどまらず、生産者の経営安定と持続可能な酪農の実現に資するものと考えています。
| 会社名 | カーブジェン株式会社(英語表記:CarbGeM Inc.) |
| 代表者 | 代表取締役 中島 正和 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区神南一丁目5番13号 |
| 設立 | 2021年3月 |
| 事業内容 | AIとバイオテクノロジーを活用したライフサイエンス分野向けソリューションの開発・提供 |
| 公式サイト | https://carbgem.com/ |
カーブジェンは、プログラム医療機器(SaMD)の承認取得をはじめとする先進的な技術を通じて、ライフサイエンス分野における診断支援、研究の効率化、品質管理の標準化・自動化を推進しています。熟練技術者の不足や地域の格差といった社会課題の解決に取り組み、正確かつ迅速な結果を提供することで、医療や産業の現場を支援しています。2025年1月に東京都主催「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024「奨励賞」」、2026年2月にインド政府主催「AI Impact Summit 2026 – Global AI Impact Challenge 世界TOP10」に選出されたほか、2026年4月には「第38回 中小企業優秀新技術・新製品賞 ソフトウエア部門「優秀賞」」を受賞、2026年6月には総務省「ICTスタートアップリーグ」に採択されるなど、国内外で高い評価をいただいております。産官学との連携によるオープンイノベーションを通じて、未来の地域・医療・研究の共創にも力を注いでいます。