― インドにおける細菌感染症領域へのDX/AIソリューションの導入モデル実証調査へ ―
― 昨年度の基礎調査を経て実証フェーズへ。現地パートナーと連携し、社会実装モデルを検証 ―
カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島 正和、以下「当社」)は、このたび、経済産業省ヘルスケア産業課が実施する「令和8年度ヘルスケア産業国際展開推進事業費補助金(以下「本補助事業」)」(管理団体:一般社団法人Medical Excellence JAPAN、以下「MEJ」)において、「インド共和国/細菌感染症領域へのDX/AIソリューションの導入モデル実証調査プロジェクト(以下「本事業」)」が採択されたことをお知らせいたします。
本事業は、当社が令和7年度の同事業(インドにおける基礎調査)で得た知見を踏まえ、クラウドAI画像解析・連携プラットフォーム「CarbConnect®(カーブコネクト)」の現地導入可能性と市場適合性を実証するとともに、インド市場での持続可能な社会実装に向けたビジネスモデルを検証する実証調査フェーズと位置づけられます。
| 事業名 | インド共和国/細菌感染症領域へのDX/AIソリューションの導入モデル実証調査プロジェクト |
|---|---|
| 補助事業名 | 令和8年度(2026年度)ヘルスケア産業国際展開推進事業費補助金(経済産業省ヘルスケア産業課) |
| 管理団体 | 一般社団法人Medical Excellence JAPAN(MEJ) |
| 事業種別 | 実証調査 |
本補助事業は、我が国が高い競争力を有する医療・介護・ヘルスケアに関して、技術・サービス・製品の強みを活かした戦略的な海外展開を計画・実施する医療機関や企業等の基礎調査・実証調査の費用を補助することにより、国内のヘルスケア製品・サービスの海外展開を促進することを目的としています。
(参考)令和8年度 ヘルスケア産業国際展開推進事業費補助金 採択事業者一覧:https://medicalexcellencejapan.org/jp/all/detail/830/
インドにおいて、薬剤耐性(AMR)はHIV/AIDSやマラリアを上回る主要な死因の一つとされ、深刻な公衆衛生上の脅威となっています。その要因の一つが、都市部と地方部の間に存在する医療インフラ格差です。地方部や中小規模の医療施設では、感染症診断に不可欠な検査機器や専門人材(臨床検査技師・臨床微生物学者等)が不足しており、検体を都市部の中央ラボへ搬送する運用が一般的です。結果として、地方ほど診断の遅延が顕著となり、検査結果の取得までに数日以上を要する構造的なボトルネックが生じています。
この遅延により、現場の医師は結果を待たずに経験的判断で広域抗菌薬を選択せざるを得ず、耐性菌の発生・拡大を助長していると指摘されています。一方で、インドの臨床検査市場は急速に成長しており、医療供給体制を支えるDX・AIソリューションの導入余地は大きいと考えられます。加えて、会社法に基づく企業のCSR資金や国際機関からの開発援助資金など、医療インフラ支援に向けた外部資金が存在することも、インド特有の事業環境として注目されます。
当社の「CarbConnect®(カーブコネクト)」は、医療・研究機関向けに、画像を含む各種データをリアルタイムでアップロード・分析・共有できるクラウドベースのAIデータ解析・連携プラットフォームです。多拠点・遠隔地からのセキュアなアクセスに対応し、ノーコードで独自のAIモデルを開発・運用できる「AI Studio」機能などを通じて、現場の業務効率化と研究の高度化を支援します。
詳細:https://carbgem.com/product/carbconnect/
当社は今後も、アジア・アフリカをはじめとするグローバルサウス地域に向けて、先端AI技術を活用した医療DXの展開を推進してまいります。本実証調査を通じて、「日本発のAIを活用した臨床検査インフラ支援・AMR対策モデル」の確立と国際的な認知向上を目指すとともに、新興国の環境で得られた知見を将来的に日本国内の地域医療(専門人材の偏在・不足への対応)へ還元することも見据え、産官学連携・共創によるライフサイエンス領域のDX・AIソリューションの提供拡大に取り組んでまいります。
| 会社名 | カーブジェン株式会社(英語表記:CarbGeM Inc.) |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 中島 正和 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区神南一丁目5番13号 |
| 設立 | 2021年3月 |
| 事業内容 | AIとバイオテクノロジーを活用したライフサイエンス分野向けソリューションの開発・提供 |
| 公式サイト | https://carbgem.com/ |
カーブジェンは、プログラム医療機器(SaMD)の承認取得をはじめとする先進的な技術を通じて、ライフサイエンス分野における診断支援、研究の効率化、品質管理の標準化・自動化を推進しています。熟練技術者の不足や地域の格差といった社会課題の解決に取り組み、正確かつ迅速な結果を提供することで、医療や産業の現場を支援しています。
2026年2月にはインド政府主催「AI Impact Summit 2026 – 世界TOP10」に選出されたほか、東京都主催「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024」、第38回 中小企業優秀新技術・新製品賞ソフトウエア部門「優秀賞」を受賞するなど、国内外で数々のアワードを受賞。産官学との連携によるオープンイノベーションを通じて、未来の地域・医療・研究の共創にも力を注いでいます。