カーブジェン、AI開発プラットフォーム「CarbConnect®」にてラベリング機能を提供開始

  • CarbConnect
  • 2025/11/14

― ユーザー自身によるAIモデル構築を見据え、データ活用を次のステージへ ―

カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島正和、以下「カーブジェン」)は、クラウドベースAI画像解析プラットフォーム「CarbConnect®(カーブコネクト)」に、AI開発の第一工程であるラベリング機能を実装したことをお知らせします。これにより、ユーザーは自らのデータを使い、クラウド上でAIモデル構築に必要な教師データを効率的に作成できるようになりました。

背景

AIを活用した研究・検査・製造の現場では、モデル開発の前段階であるデータ整備(ラベリング)に多大な時間と労力を要することが課題でした。CarbConnect®は、これまで解析結果の共有・活用を支援してきましたが、今回の機能追加により、ユーザー自身が「AIを使う」から「AIをつくる」段階へ進むための基盤を提供します。

CarbConnect®の主な機能構成

機能名概要実装状況
ラベリング機能教師あり学習用データセットを作成するために、画像データへラベルを付与できる機能。クラウド上で直感的に操作でき、専門的な環境を用意する必要がありません。提供開始
モデリング機能画像分類、物体検出、異常検知など目的に応じたモデルをクラウド上で構築できる機能。設定値を入力し「学習開始」ボタンを押すだけでモデルを作成可能。学習状況も随時確認できます。ユーザーが高価なハードウェアを準備する必要がなく、専門知識がなくても操作できます。近日公開予定
評価機能モデリング機能で開発したモデルの精度をクラウド上で評価する機能。複数モデルの比較・検証を行い、導入判断を支援します。近日公開予定
アプリ公開機能評価機能で良い結果が得られたAIモデルを、CarbConnect®上で第三者に無償または有償で公開できる機能。現状は当社が契約・実装を担当していますが、将来的には契約手続きやアプリデプロイの自動化も予定しています。
一部機能提供中

現在の提供体制とDX/AI導入支援サービス

現在、弊社ではこれまでに培ってきたAI開発の知見を活かし、以下のような企画立案からモデルの構築・運用まで一気通貫して支援を行うサービスを提供しています。

  • 課題整理・導入検討支援:DXやAIの導入方針が定まっていない段階から、課題ヒアリングと最適な計画策定を支援
  • モデル精度改善支援:既存AIモデルの精度向上を目的に、原因分析や再学習をCarbConnect®上で効率的に実施
  • 運用設計・実装支援:開発済みモデルをCarbConnect®に統合し、UI/UX設計を含めた運用環境を整備

今回実装したラベリング機能を用いることで、モデル開発や評価の工程から弊社に委託することも可能になりました。また、今後公開予定のモデリング機能・評価機能により、ユーザー自身がno/low-codeでAIモデルの構築から検証までを完結できるようになります。より高度で精緻なモデル開発や特殊データ解析については、引き続きカーブジェンが受託対応いたします。

💬 AIモデル開発やPoC支援に関するご相談は、下記お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。https://carbgem.com/contact/

今後の展開

CarbConnect®は、ユーザーが自らAIモデルを構築・評価・公開できる「AIモデル開発プラットフォーム」へと進化を続けます。将来的には、ユーザーが開発したAIを第三者と共有・商用化できる仕組みを整備し、研究機関や企業間でのAIナレッジの循環を促進していきます。