― AIによるデータ解析を活用したR&D戦略立案を支援 ―

カーブジェン株式会社(代表取締役:中島正和、以下「当社」)は、ライフサイエンス領域のDX/AIソリューションで培った知見を基盤に展開する「特化型ラインナップ」シリーズの第4弾として、研究開発および知財戦略立案や有効性・安全性エビデンス構築に向けた臨床試験計画立案などの事業計画立案を支援する「研究開発・事業計画支援AI」を開発しました。
本AIは、研究開発現場のデータや成果指標を多面的に解析し、研究テーマの優先順位づけ、進捗の定量評価、将来的な市場性の推定など、R&D戦略立案に必要な情報を自動で可視化します。
研究者や経営層が抱える「仮説の立案」「資源配分」「意思決定の根拠づくり」といった課題に対し、AIによるデータ解析を活用した科学的な意思決定を支援します。
これらの研究開発・事業計画支援AIは、当社のソリューションパッケージ RIE(Research Intelligence Engine)として提供いたします。
その初の取り組みとして、研究開発支援AIの提供を開始しました。本AIは、企業の研究開発に携わる研究者のアイデア創出や仮説構築に関わる調査・分析業務の効率化に貢献します。
当該企業に有益な化合物や有機物などの探索を、人の読了量を超える広範な範囲で短時間に実施できるよう支援し、研究者の知的活動への注力度を高めることで、研究開発の投資対効果の向上を図ります。
当社のDX/AIソリューションは、ライフサイエンス領域で蓄積したドメインナレッジを生かし、その周辺の医療・ヘルスケア、消費財・流通、製造・インフラ、社会・行政インフラの領域において、AI技術を活用した革新的なソリューションを提供しています。
画像解析・機械学習・データ基盤構築・レギュラトリー対応など、多様なニーズにワンストップで応えることで、業務効率化から意思決定支援まで幅広く支援します。
ソリューション紹介ページはこちら:https://carbgem.com/solution/
ライフサイエンス分野では、研究テーマの多様化・長期化により、研究開発のROI(投資対効果)の可視化や、経営層と現場との情報ギャップが課題となっています。
当社は、これまで製造・品質管理、臨床・研究支援などのAI実装を通じて得た知見を活かし、研究開発プロセスの最上流である「構想・企画段階」における支援AIの必要性に着目しました。
本AIは、研究データ、特許、論文、市場情報などを統合的に解析し、「研究の方向性」や「リスク・機会分析」をAIが提示することで、科学的根拠に基づく事業計画立案を支援します。
主な機能は以下の通りです。
●研究開発支援
社内外の研究データ・論文ならびに、長年自社で蓄積した研究開発データ情報を横断解析し、企業に有益な化合物・有機物等の探索における研究員のアイディア創出・仮説構築のための調査・分析業務の効率化を支援します。
●知財戦略立案
自社に有益な候補化合物や、有機物等に関して獲得したい知財の請求項に対して、グローバルな特許情報の情報を参照し、競合特許や類似特許を網羅的に抽出、特許取得成立の可能性が高い請求項をシミュレーションし、知財戦略の立案を支援します。
●臨床試験計画立案
自社に有益な候補化合物や、有機物等に関して、有効性・安全性のエビデンス構築に向けた臨床試験の計画作成を支援します。
本AIは、アカデミア・製薬・化学・製造・食品・健康食品をはじめとすライフサイエンス関連企業の研究開発の投資対効果改善、研究開発成果を用いた知財戦略、臨床試験等のエビデンス構築までの「事業開発のフルサイクルAI支援モデル」を構築してまいります。