【出展レポート】ASM Microbe 2023(米国・ヒューストン)

カーブジェン株式会社は2023年6月15日から19日、米国・ヒューストンで開催された「ASM Microbe 2023」で、当社が研究開発を進めるテーマ計4件が採択され、演題発表を行いました。

当社のポイント・オブ・ケア・グラム染色システム(PoCGS®)の初期的な臨床試験結果報告ならびに細菌感染症菌種推定・適正抗菌薬選定支援アプリ「BiTTE®」の成果発表などを通じて、米国をはじめ海外関連企業への販路開拓、事業提携、ライセンスアウト等の国際市場での協業・パートナリング交渉のスピードアップを目指しました。

ASM Microbe 2023とは

ASM Microbeは、1899年に発足し、細菌、ウイルスをはじめとした様々な微生物に関する研究者、教育者、医療従事者等からなる世界最大規模の学会であるアメリカ微生物学会(American Society for Microbiology、略称: ASM(https://asm.org/ ))が主催する年次学術会議です。微生物学と関連する科学分野の研究者、学者、医師、企業関係者などが集まり、最新の研究成果や技術の発表、議論、情報交換などが行われます。

本学会では、微生物学全般に関連する幅広いテーマが取り上げられ、基礎研究から臨床応用まで様々な分野の発表やセッションが行われます。また、最新の技術や製品展示も行われ、微生物学における最先端の進歩やトレンドを紹介する場でもあります。

今回の注目テーマ

  • 災害微生物学
  • 新興感染症 – 次のパンデミックはなにか
  • 天然素材の発見と合成
  • 次世代抗真菌剤:その臨床応用と薬剤耐性
  • 微生物を生かした二酸化炭素固定と気候変動危機への対処
  • エネルギー産業における応用微生物学とその未来
  • 多剤耐性感染症の治療におけるファージ療法の新たな展望
  • アカデミア以外での微生物学者のキャリアとその魅力
  • 神経炎症性疾患における微生物叢の影響  など

当社演題(日時はいずれも現地時間)

タイトル①: ポイント・オブ・ケア・グラム染色システム(PoCGS®)は経験豊富な微生物学者と同等の染色品質を達成

日時: 6月16日金曜日(午前10時30分から午前11時30分、午後4時から午後5時)

セッションP043 – CPHM14 医療機器(臨床検査技師向け)

発表者: カーブジェン株式会社 尾﨑弘明


タイトル②: 寒天培地上の細菌増殖早期検出のための新たな薄膜トランジスタイメージセンサ

日時: 6月16日金曜日(午前10時30分から午前11時30分、午後4時から午後5時)

セッションP032 – CPHM03 診断細菌学

発表者: カーブジェン株式会社 竹谷 誠


タイトル③: 画像認識AIによる感受性淋菌と耐性菌の判別

日時: 6月17日土曜日(午前10時30分から午前11時30分、午後4時から午後5時)

セッションP110 – CPHM03 診断細菌学

発表者: カーブジェン株式会社 有泉伶一

タイトル④: 尿検体のグラム染色所見を用いた細菌種の推定のための画像認識AIの研究開発


日時: 6月17日土曜日(午前10時30分から午前11時30分、午後4時から午後5時)

セッションP110 – CPHM03 診断診断学

発表者: カーブジェン株式会社 宮塚功

関連リンク

AI解析による感染症の画像診断支援を推進するため、細菌感染症菌種推定・適正抗菌薬選定支援アプリ「BiTTE®(研究用)」を発表、製品改良に向け協力医療機関の募集を開始

https://carbgem.com/news-20230426/