カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島正和)は、京都大学医学部附属病院および京都大学大学院医学研究科、ならびにネクスジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野清治)と連携し、骨髄塗抹標本をAIで自動分類する研究用ツール「BM Smear AI 1.0」の提供を開始しました。
本アプリは、クラウドベースAI画像解析プラットフォーム「CarbConnect®」と連携するアプリケーションであり、診断に従事する検査技師のスキルによる判定精度のばらつきを標準化するだけでなく、熟練した検査技師に対しても検査業務負荷の軽減に貢献します。CELLAVISION社 DC-1で撮影された画像を基に深層学習アルゴリズムを活用して開発されており、**研究用限定(RUO)**として提供されます。異形成を含む血球細胞の分類を効率化し、血液学の研究者が骨髄異形成症候群等の診断を支援することを目的としています。
骨髄塗抹標本の分類は、血液学や病理学の研究において欠かせないプロセスですが、従来の手作業による分類には時間がかかる上、判読精度は検査者の経験・スキルに依存しており、検査精度の標準化が課題となっていました。「BM Smear AI 1.0」は、AI技術を活用してこのプロセスを効率化し、研究者がより正確で信頼性の高いデータを得られるようサポートします。
本アプリは、ネクスジェン株式会社の技術協力のもと、京都大学医学部附属病院および京都大学大学院医学研究科血液内科学の髙折晃史教授(京都大学医学部附属病院病院長)ならびに諫田淳也講師らと共同開発されました。
また、京都大学インキュベーションプログラムの支援を受けたプロジェクトの一環として誕生し、血球細胞分類の分野における画期的な研究支援ツールとなっています。
※BM Smear AI 1.0についての詳細はこちらを御覧ください。
<URL> https://www.carb-connect.com/applications/BMCELLCLASSIFICATION_1
CarbConnect®は、安全な画像保存、リアルタイムのコミュニケーション、そして遠隔拠点やリモートワーク中の専門家同士のスムーズな連携を可能にします。PCやスマホ、タブレットによりいつでも、どこでも、画像を起点としたコミュニケーションを実現し、研究や医療などの現場でのイメージング活用を支援します。
【電気通信事業者 届出番号:A-06-22101】
<URL>https://product.carb-connect.com/
<URL> こちらからご登録が可能です
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カーブジェンでは、「BM Smear AI 1.0」のリリースを通じて、血液学や病理学研究における効率化と精度向上を目指してまいります。さらに、「CarbConnect®」プラットフォームとの連携を活用し、次世代の解析ツールを開発することで、医療や研究分野での価値をさらに高めていきます。
バイオロジーとデジタル技術の融合を通じて、独自に開発した AI 解析技術を細菌感染症分野に応用することを目指します。また、国内外の有力研究機関等とのオープンイノベーションを通じて世界規模の課題である薬剤耐性問題への貢献を目指します。
・所在地:東京都渋谷区神南一丁目5番13号 ルート神南ビル6階
・代表者:中島正和