■ コンセプト
医療・ライフサイエンス領域で磨いた画像解析AI技術を、 より広い社会インフラ・産業・公共領域へ。
「カメラ映像・動画・静止画など、多様な視覚データを AI で解析し、 マッピング（GIS）・可視化・通知まで一気通貫で扱えるクラウド基盤」 として提供します。
防災や監視のような単一用途にとどまらず、
“人が物理的・時間的に常時配置できない領域を、AIとデジタルで補う”
という広い目的のために設計されています。
■ 解決する課題
現場では、以下のような「人的リソースの制約」が顕著になっています：
- 物理的に現場へ人が常駐できない
- 夜間・休日・広域など、人手を配置できない時間帯・エリアが生まれる
- 担当者の経験値・主観で判断が揺れる（標準化が難しい）
- データの取得・整理に人手が必要で、業務効率が頭打ち
- 複数地点・多数カメラの映像を、人間が目視で確認することが困難
こうした「人手不足」の構造課題に対し、
低コスト・高精度・省力化・標準化を軸に、
AIで補完するソリューションを提供します。
■ 提供する価値
① 視覚データの “常時解析”
動画・ライブ映像・アップロード画像を AI が24時間解析し、
対象物・行動・変化を自動抽出します。
“公共カメラ”に限定せず、屋外カメラ / 施設カメラ / 産業用カメラ /
研究用カメラ / 配信映像など、あらゆる視覚ソースに対応できます。
② マッピング（GIS）・可視化
解析結果は位置情報やメタデータとともに、
地図・タイムライン・ヒートマップなど多様な形式で可視化。
既存GISとの連携や、自社地図SNSプラットフォームとの併用により、
地域・施設・エリア全体を俯瞰できます。
③ アラート通知・イベント管理
検知内容に応じて、メール・アプリ・Web・SNSなどへ即時通知。
通知内容は用途に応じて柔軟にカスタマイズ可能です。
④ クラウド実装でローコスト
追加機材なしで導入でき、映像のURLやアクセス情報を 共有いただくだけで利用開始できます。
⑤ 拡張性
- 異常行動検知
- 動物検知
- 物体認識
- 変化点検知（環境・構造物）
- マルチカメラ統合
- AI予測（将来）
業種横断での利用を前提にした、柔軟なモデル拡張が可能です。
■ システムの構成
● 1. Input
多拠点・多形式の視覚データ（カメラ映像 / 動画 / 静止画 / ライブ配信）
● 2. AI Analysis Engine
- 物体検知
- 行動解析
- 異常検知
- 特定動物検知
- 環境変化検知
- カスタムモデル
● 3. Event Layer
- イベント生成
- しきい値・条件設定
- リアルタイム通知（メール / SNS / アプリ）
● 4. Mapping（GIS） / Visualization
- 地図表示
- タイムライン解析
- ルート推定（将来）
- ヒートマップ化
- レポート自動生成
■ 主なユースケース
● 1. 動物出没モニタリング
https://guardian.carb-connect.com/ja/● 2. 施設・キャンパス・工場エリアの状況把握
- 特定エリアへの立入り
- 夜間・休日の異常活動検知
- 無人化・省人化運用の補完
● 3. インフラ・道路・点検の効率化
- 道路への落下物検知
- 変化点検知（倒木・崩落・構造物の変化）
- 交通量・人流の可視化
● 4. 自然環境・農地のスマートモニタリング
- 農地荒らし動物の検知
- 作物状況の監視
- 森林・水辺のカメラ連携
● 5. 防災・レジリエンス向上
- 洪水・浸水・土砂の兆候検知
- 河川カメラの常時解析
- 危険区域の動態管理
■ 特徴
● 医療レベルの画像解析AI
リアルタイム解析・低遅延処理・高精度モデルは、医療AIで実証済み。
● 人手不足時代に合った設計
物理・時間の制約を“AIで埋める”思想で開発。
属人性を排除し、標準化・効率化・省力化を実現します。
● 幅広い用途に広がるプラットフォーム型
特定用途で閉じず、 多様な業種・自治体・行政領域への展開が可能です。
