CarbConnect® AI Studio、「分類(Classification)」機能の正式提供を開始

― ノーコードで業務用分類AIを構築、組織内アプリとして配布可能に ―

カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島 正和、以下「当社」)は、当社のクラウドベースAI画像解析プラットフォーム「CarbConnect®(カーブコネクト)」内のノーコードAI構築機能「AI Studio」において、新たに「分類(Classification)」機能の正式提供を2026年5月15日(金)より開始したことをお知らせいたします。

本機能の追加により、AI Studioは2026年4月に提供を開始した「異常検出(Anomaly Detection)」機能と併せ、画像AI構築の主要ユースケースをカバーします。研究機関・企業・大学等のお客様は、機械学習の専門知識を有することなく、自組織のデータから独自の画像分類AIを構築・配布・運用できる環境を、CarbConnect®上でシームレスに利用することが可能となります。

CarbConnect® AI Studio LP

▲ 画像クリックで CarbConnect® AI Studio へ(https://www.carb-connect.com/aistudio)

◆ 開発の背景

ライフサイエンス・ヘルスケア領域では、画像データを活用したAI分類モデルへの需要が急速に拡大しています。一方で、モデル構築には機械学習エンジニアの確保、開発環境の整備、運用基盤の構築等が必要であり、現場の研究者・検査担当者が自らAIを内製することは容易ではありませんでした。

当社は、微生物検査領域で培ってきた画像解析AIの知見と、クラウド型プラットフォーム「CarbConnect®」の運用ノウハウを活かし、専門知識を持たないユーザーであっても、画像データとフォルダ整理のみで分類AIを構築・配布できる環境を整備しました。本機能は、当社が掲げる「ライフサイエンス領域のDX/AIソリューションを産官学連携・共創により拡大する」戦略の中核を成すものです。

◆ 「分類(Classification)」機能の概要

本機能では、ユーザーは「クラス名=フォルダ名」として整理した画像群をアップロードするだけで、分類AIモデルの学習を開始できます。学習済みモデルは「マイアプリケーション」としてアイコン・説明文付きのAIアプリ化が可能で、組織内での共有・展開も標準機能としてサポートします。

主な機能:

・画像のフォルダ単位での一括アップロードによる学習データセット構築

・用途に応じた3種類の学習モード(Fast / Accuracy / Auto)

・学習済みモデルのAIアプリ化(アイコン・タイトル・説明文の付与)

・公開範囲の3段階制御(プライベート/組織内公開/公開 ※近日対応)

・CarbConnect®ギャラリー画面からのワンクリック呼び出し・即時推論

新規プロジェクト作成画面(モデルカテゴリー:分類)
画面①

新規プロジェクト作成画面(モデルカテゴリー:分類)

ユーザーは「異常検出」または「分類」を選択し、トレーニングモード(Fast/Accuracy/Auto)を指定するだけで学習を開始できます。

クラス一覧画面(Fruit_classification_260508_1)
画面②

クラス一覧画面(Fruit_classification_260508_1)

フォルダ名がそのままクラス名となり、画像を直接インポートして学習データセットを構築できます(実証事例:サンプル2,981枚/クラス36)。

◆ 3種類の学習モード

モード特性
Fast素早い動作検証と初期段階の反復試行に最適
Accuracy最終モデルの精度を最重視する用途に最適
Auto(デフォルト)精度と速度のバランスを自動最適化

◆ 従来との違い

比較軸一般的なAI開発CarbConnect® AI Studio
(分類機能)
必要スキルPython・機械学習の
専門知識が必要
不要
(フォルダ整理とクリック操作のみ)
環境構築GPU・ライブラリ設定が必要不要
(クラウド型マネージド環境を活用)
学習から運用までの工数数日〜数週間数ステップで完了
モデルの配布・共有別途実装が必要標準機能としてアプリ化・
組織内配布が可能
ライフサイエンス
領域への適合性
汎用ツールが中心臨床検査領域の知見を
反映したUI設計

◆ 想定ユースケース

微生物検査領域(当社コア領域):ペトリ皿上のコロニー種別分類、染色像のパターン分類、培養状態の分類等

細胞画像解析:細胞画像の表現型分類等(研究用途)

AI内製の民主化:AI開発リソースを持たない研究機関・大学ラボ・中堅企業による、独自データに基づく分類モデルの内製

※ AI Studioでユーザーが構築するカスタムモデルは研究用途(Research Use Only:RUO)であり、診断・治療等の医療行為を目的としたものではありません。

◆ 提供範囲・期間限定キャンペーン

本機能は有料ユーザー向けに提供を開始するとともに、AI民主化の理念に基づき、期間限定で無料ユーザーも作成可能とします(恒久措置ではなく、早期利用を促進するための限定的な提供)。

◆ 今後の展望

当社は、CarbConnect® AI Studioを「ライフサイエンス領域のノーコードAIプラットフォーム」として継続的に機能拡張してまいります。今後は公開アプリ機能の追加、および当社のコア領域である微生物検査・染色画像解析に最適化されたテンプレートモデルの提供等を予定しています。

これらの取り組みを通じ、産官学連携・共創によるライフサイエンスDXの推進、ならびにAI開発の民主化を加速してまいります。

◆ サービス概要

サービス名CarbConnect®(カーブコネクト)AI Studio「分類(Classification)」機能
提供形態CarbConnect®クラウドプラットフォーム内の標準機能
正式提供開始日2026年5月15日(金)
アクセスURLhttps://www.carb-connect.com/dashboard/aistudio
関連既存機能異常検出(Anomaly Detection) ※2026年4月10日提供開始(関連プレス)

◆ 会社概要

カーブジェンは、プログラム医療機器(SaMD)の承認取得をはじめとする先進的な技術を通じて、ライフサイエンス分野における診断支援、研究の効率化、品質管理の標準化・自動化を推進しています。熟練技術者の不足や地域の格差といった社会課題の解決に取り組み、正確かつ迅速な結果を提供することで、医療や産業の現場を支援しています。

2026年2月にはインド政府主催「AI Impact Summit 2026 – 世界TOP10」に選出されたほか、東京都主催「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024」、第38回 中小企業優秀新技術・新製品賞ソフトウエア部門「優秀賞」を受賞するなど、国内外で数々のアワードを受賞。産官学との連携によるオープンイノベーションを通じて、未来の地域・医療・研究の共創にも力を注いでいます。

会社名カーブジェン株式会社(英語:CarbGeM Inc.)
代表者代表取締役 中島 正和
本社所在地東京都渋谷区神南一丁目5番13号
設立2021年3月
事業内容AIとバイオテクノロジーを活用したライフサイエンス分野向けソリューションの開発・提供
公式サイトhttps://carbgem.com/