画像解析AIを細菌感染症診断に応用し、薬剤耐性問題に取り組むカーブジェン株式会社(代表取締役:中島正和、本社:東京都品川区)は2021年7月30日、神戸医療産業都市の医療関連企業として進出が決定しましたので、お知らせします。
「神戸医療産業都市」は1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸における震災復興事業として開始、市民の健康や国際社会に貢献するため、産学官の連携のもと、神戸市にある人工島「ポートアイランド」に先端医療技術の研究開発拠点を整備し、成長産業である医療関連産業の集積を図ってきました。
構想開始から20年以上が経過し、現在は約370以上の先端医療の研究機関、高度専門病院群、企業や大学の集積が進み、日本最大のバイオメディカル関連の企業や施設等が集う地域に成長しました。
この度の進出により、2020年10月に開始した、感染症治療における菌種推定と抗菌薬選支援を可能とする人工知能(AI)開発で共同研究開発を行う、国立大学法人神戸大学ならびに国立研究開発法人国立国際医療研究センター(NCGM)との取り組みを促進し、同分野における産学連携をさらに強化することを目指します。
バイオロジーとデジタル技術の融合を通じて、独自に開発した AI 解析技術を細菌感染症分野に応用することを目指します。また、国内外の有力研究機関等とのオープンイノベーションを通じて世界規模の課題である薬剤耐性問題への貢献を目指します。