Presented at the 34th Annual Meeting of the Japan Society for Surgical Infection

This press release is available in Japanese.

〜特別企画「AI 画像解析を利用した外科感染症診療補助システム」を〜
〜テーマに講演〜

 カーブジェン株式会社(代表取締役:中島正和、本社:東京都品川区)は2021年12月17日~18日に開催される第34回日本外科感染症学会学術集会にて、国立大学法人神戸大学、国立研究開発法人国立国際医療研究センター、ならびに当社による共同研究内容を特別企画の演題「AI 画像解析を利用した外科感染症診療補助システム」として、大路 剛氏(神戸大学大学院 医学研究科 感染治療学分野/神戸大学 高等研究院 未来世紀都市学研究アライアンス)により発表予定であることをお知らせいたします。 

第34回日本外科感染症学会学術集会について 

日時: 2021年12月17日(金)~18日(土) 

テーマ: withコロナ下の外科感染症管理 

会場: 福島県福島市大町7-11 TEL:024-525-2211北九州国際会議場
〒802-0001 北九州市小倉北区浅野3丁目9-30 

開催方法:WEB開催:ハイブリット形式(予定) 

登壇テーマについて(予定) 

日時:2021年12月17日(金)~18日(土)12 月17 日(金)16:30 〜17:30  

講演会場:第2会場 

演題:特別企画「AI 画像解析を利用した外科感染症診療補助システム」 

登壇者: 大路 剛氏
神戸大学大学院 医学研究科 感染治療学分野/神戸大学 高等研究院 未来世紀都市学研究アライアンス) 

概要: 感染症診療においては微生物と感染臓器を想定したうえで培養検体を採取したうえで適切なEmpiric therapyとしての抗菌薬を選択する必要がある。外科術後に発症する代表的な感染症としては呼吸器、尿路、胆道、点滴ライン感染、軟部組織感染に加え、手術部位自体の感染症があげられる。 

 この中で良好な検体が得られる喀痰、尿、手術部位からの膿などのグラム染色は30分以内に施行可能であり、広すぎず狭すぎない抗菌薬選択に有用である。 

 しかし、この読影スキルは検査技師、医師においてはバラツキがある。 

 我々はグラム染色の画像をクラウドシステムと接続し、クラウドシステムに配置済みである培養検査の菌種確定結果とグラム染色顕微鏡撮影画像との関連性を学習済みのAIが、菌種推定結果を出力するシステムを構築し、現在、国際医療研究センター、神戸大学、カーブジェン株式会社で三位一体で開発を続けている。 

カーブジェン株式会社について 

 バイオロジーとデジタル技術の応用、医工連携、ソフトとハードウェアの融合を通じて、独自に開発した AI 解析技術を細菌感染症分野に応用することを目指します。また、国内外の有力研究機関等とのオープンイノベーションを通じて世界規模の課題である薬剤耐性問題への貢献を目指します。