【グラム染色】基本的な解説①

今回はグラム染色の基本的な解説をしていきます。 グラム染色は前染色(クリスタルバイオレット)と後染色(パイフェル液かサフラニン液)の対比により菌体を染め分けるものです。グラム陽性菌とは青く染まる菌、グラム陰性菌とは赤く染まる菌のことです。詳しく解説すると、グラム陽性菌にはブドウ球菌やレンサ球菌などの球菌と、ラクトバチルスやクロストリディウムなどの桿菌があります。一方、グラム陰性菌には、腸内細菌目細菌や緑膿菌、淋菌があり、細菌の構造でグラム陽性菌と違い、細胞壁の外に外膜が存在します。

グラム染色はグラム陽性菌が目立つために、初級者は陽性菌が良く見えて、陰性菌は見え難いことを教えていて良く経験します。そのため、初級者がグラム染色所見を確認する際は、比較的ゆっくり観察を行い、グラム陰性菌を見落とさないようにする心掛けが必要です。

よ確認される細菌について写真掲載します。

また、グラム染色は染色方法がしっかりと行えていることが前提となります。染色方法が悪く、背色不良や脱色不足による染色態度の変化は誤判定を招く恐れがあります。正しい鏡検結果には正しい染色が行えていることが条件となりますので、染色技術を高めていくことも鏡検には大切な要素です。

グラム陽性球菌(例:黄色ブドウ球菌)

グラム陰性球菌(例:モラクセラ・カタラーリス)

グラム陽性桿菌(例:クロストリディウム)

グラム陰性桿菌(クレブシエラ)

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