【論文/感染症】成牛の敗血症性足病変から採取したサンプルの細菌培養と感受性

背景
跛行は牛にとって経済的に重要かつ一般的な疾病であり、牛の健康に重大な影響を及ぼす。跛行の経済的な影響は治療費や労働費に加え、飼料摂取量の減少、平均日増体量の減少、乳量の減少、繁殖力の低下、枝肉重量の減少を伴う。この疾患には感染性と非感染性があり、多くの足の病変は、膿瘍、遠位指節間関節(DIPJ)敗血症(化膿性関節炎)、化膿性腱鞘炎、またはこれらの組み合わせなどの化膿性プロセスにつながる可能性がある。
16s rRNAメタゲノム遺伝子配列を用いた最近の乳牛の研究では、これらの病変は多菌性であることが判明したが、この研究では抗菌薬感受性試験は実施されていなかった。しかしながら母牛の跛行に関するデータは限られている。

目的
本研究では母牛飼育事業から獣医学教育病院に持ち込まれた成牛の肉用牛の蹄底膿瘍と足の深部化膿性プロセスから分離された最も一般的な細菌と、米国で一般的に使用されている抗菌薬に対する微生物の抗菌薬感受性プロファイルを調査することである。

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