【論文/感染症】猫の原発性化膿性筋炎およびぶどう膜炎

はじめに
化膿性筋炎は骨格筋の細菌感染症であり、しばしば膿瘍形成を伴う化膿性疾患である。ヒトでは、主に黄色ブドウ球菌によって引き起こされ、大腿四頭筋、臀筋、腸腰筋に最も多く発症する。通常は抗生物質療法によく反応するが、治療が遅れると致命的となる可能性がある。

動物における感染性筋炎の最も一般的な原因は寄生虫感染であるが、細菌感染も犬や猫でよく報告されている。さらに、成猫では猫免疫不全ウイルス関連炎症性筋症が報告されている。本文献では、基礎疾患が発見されなかった原発性化膿性筋炎の猫の症例報告をする。

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