【論文/感染症】Bacillus cereus による人工弁感染性心内膜炎および大動脈膿瘍の一例

背景

Bacillus cereus(B. cereus)は自然環境に広く分布するグラム陽性桿菌であり、通常は血液培養で検出されてもコンタミネーションと見なされることが多い。しかし、静脈内薬物使用、中心静脈カテーテルの使用、免疫抑制状態、人工弁の留置といった特定のリスク因子を有する患者においては、B. cereusは重篤な菌血症や感染性心内膜炎を引き起こす可能性がある。本報告では、外科的介入を行わず保存的治療により軽快したB. cereusによる人工弁感染性心内膜炎(PVE)の一例を提示する。

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