- 英文タイトル:Probiotic-related bacteremia after major hepatectomy for biliary cancer: a report of two cases
- 雑誌名:Surgical Case Reports
- 著者:Mitsuhiro Shimura, et al.
- 掲載年月:2021年6月1日
- URL : hhttps://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8167905/
- DOI:10.1186/s40792-021-01216-5
背景・目的
プロバイオティクスは、「適切な量を投与することにより、宿主に健康上の利益をもたらす生きた微生物」と定義されており、感染防御効果を目的として世界中の臨床現場で使用されている。 プロバイオティクスは消化器外科手術後の感染症を減少させることが報告されており、周術期によく使用されている 。
プロバイオティクスは一般的に安全に使用できると考えられているが、生きた微生物であるため、特に免疫状態の悪い患者においては感染症のリスクが指摘されている。プロバイオティクスによる菌血症はまれであるが、死に至るケースもある。ここでは、胆道癌に対する大規模肝切除術後に発生したプロバイオティクス関連菌血症の2例を紹介する。
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