- 英文タイトル:Phage Therapy in a Burn Patient Colonized with Extensively Drug-Resistant Pseudomonas aeruginosa Responsible for Relapsing Ventilator-Associated Pneumonia and Bacteriemia
- 雑誌名:Viruses
- 著者:Cécile Teney, et al
- 掲載年月:2024年7月
- URL:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11281479/
- DOI:10.3390/v16071080
背景・目的
緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)は、ヨーロッパにおける医療関連感染の主な原因の一つで、特に多剤耐性菌感染は熱傷センターにおける重大な公衆衛生問題であり、患者の罹患率および死亡率を増加させる要因となっている。他方で、ファージ療法は、重症の緑膿菌感染症を治療するための新たな選択肢として注目されている。この療法では、バクテリオファージが感染患者内の緑膿菌集団に感染、複製し、それを破壊する能力を持っています。本論文では、広範囲耐性の緑膿菌による皮膚移植感染および菌血症を伴う再発性の人工呼吸器関連肺炎を発症した重度熱傷患者におけるファージ療法と抗菌薬、インターフェロンγを用いた免疫刺激療法を行った患者の症例を報告している。
この記事の続きをお読みいただくには、
ログインまたは会員登録が必要です。