【論文:抗菌薬】遺伝子型と表現型の同時検出による、迅速かつ正確な抗生物質感受性判定法

  • 英文タイトル:Simultaneous detection of genotype and phenotype enables rapid and accurate antibiotic susceptibility determination
  • 雑誌名:Nature Medicine
  • 著者:Roby P. et al.
  • 掲載年月:2019年11月25日
  • URL:https://www.nature.com/articles/s41591-019-0650-9
  • DOI:https://doi.org/10.1038/s41591-019-0650-9

Executive Summary

  • 目的
    • 抗生物質感受性試験 (AST) は、抗生物質耐性の増大に対処する上で極めて重要な手法である。しかしカルバペネム耐性腸内細菌等において、遺伝子型によるアプローチが必ずしも表現型と一致するとは限らず、誤って同定される可能性が考えられる。そこで、初期の抗生物質誘発性転写変化の機械学習分析と主要な遺伝的耐性決定因子の同時検出を組み合わせることで、細菌株を分類し、耐性検出の精度を高め、新たな耐性メカニズムの早期検出を可能にする、RNA検出による遺伝子型と表現型を組み合わせたASTの迅速な分析、GoPhAST-R(combined genotypic and phenotypic AST through RNA detection)について検討する。

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