【論文:AMR】大腸菌のゲノム・サーベイランスにより、ヒト由来分離株と家畜由来分離株で異なる株系統と移動性遺伝要素が確認される

  • 英語タイトル:One Health Genomic Surveillance of Escherichia coli Demonstrates Distinct Lineages and Mobile Genetic Elements in Isolates from Humans versus Livestock
  • 雑誌名:ASM Journals
  • 筆者:Catherine L., et al
  • 掲載年月:2019年1月
  • URL:https://journals.asm.org/doi/10.1128/mbio.02693-18
  • DOI:10.1128/mbio.02693-18

Executive Summary

  • 目的
    • 大腸菌は病院や地域社会における感染症の主要な原因である。その中でも基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)大腸菌および多剤耐性菌(MDR)大腸菌の出現で感染問題が深刻になっている。家畜は多座配列タイピング(MLST)を使用した細菌の遺伝子型の比較に基づいて、ヒトにおけるESBL-大腸菌の感染源として提案されているただし、その方法では系統の堅牢な比較ができず、ヒトでのESBL大腸菌と家畜の関連をより明らかにすることが本研究の目標とされた。

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