【論文:AMR】エチオピアにおけるヒト臨床検体からのカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌の有病率:系統的レビューとメタ解析

  • 英語タイトル:Prevalence of carbapenemase-producing Enterobacteriaceae from human clinical samples in Ethiopia: a systematic review and meta-analysis
  • 雑誌名:BMC Infect Dis.
  • 筆者:Ermiyas A., et al
  • 掲載年月:2023年05月
  • URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37138285/ 
  • DOI:10.1186/s12879-023-08237-5

Executive Summary

  • 目的:
    • カルバペネマーゼを産生する腸内細菌科細菌の出現により、カルバペネム系抗生物質に対する耐性が広まっている。世界保健機関(WHO, World Health Organization)は、腸内細菌科細菌を薬剤耐性疾患の原因となる重要なカテゴリーとしている。カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE, Carbapenem-resistant Enterobacteriaceae)感染症は、入院期間の延長、より高額な医療費、より高い死亡率を引き起こしている。カルバペネム系抗菌薬は現在、エチオピアの医療機関や医師が経験的治療として使用する頻度が高くなっているため、重症CRE感染症に対する有効な治療法はまだほとんどない。このような耐性微生物の蔓延を阻止するためには、感染予防・管理体制を強化すべきである。したがって、本系統的レビューとメタ分析では、エチオピアにおけるカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌のプール有病率を推定することを目的とした。

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