【論文:ワンヘルス】スペインの動物病院を受診した犬における広域β-ラクタマーゼおよびカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌の保菌率、発生率、および取得とコロニー形成の危険因子

  • 英語タイトル:Prevalence, incidence and risk factors for acquisition and colonization of extended-spectrum beta-lactamase- and carbapenemase-producing Enterobacteriaceae from dogs attended at a veterinary hospital in Spain.
  • 雑誌名:Comp Immunol Microbiol Infect Dis
  • 筆者:Gustavo O., et al
  • 掲載年月:2022年11月
  • URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36509030/ 
  • DOI:10.1016/j.cimid.2022.101922

Executive Summary

  • 目的:
    • 広域β-ラクタマーゼ産生腸内細菌科(ESBL-E, extended-spectrum beta-lactamase-producing Enterobacteriaceae)およびカルバペネマーゼ産生腸内細菌科(CPE, carbapenemase-producing Enterobacteriaceae)の感染症は、死亡率、治療期間、入院期間、医療費の増加を引き起こしている。動物の複数の感染症の治療に使用される抗菌薬は、ヒトに使用されるものと同じか類似している。近年、イヌから分離されるβ-ラクタム耐性株の有病率が増加している。イヌ等のペットは飼い主と密接に接触して生活しているため、ESBLやCPEなどの耐性菌に曝露される可能性がある。本研究の目標は、動物病院に入院したイヌにおけるESBL-EおよびCPEの保菌率と発生率を推定し、その細菌株の特定および薬剤耐性を調べることにある。

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