【論文:抗菌薬】血液培養陽性菌からの全自動EUCAST迅速抗菌薬感受性試験(RAST):診断精度と実施

Executive Summary

  • 背景・目的:
    • 近年、ターンアラウンドタイム(TAT)を短縮することを目的として、血液培養陽性ボトルを直接使用する多くのRAST(Rapid anibiotic susceptiblity test)法に注目が集まっている。EUCAST(The European Committee on Antimicrobial Susceptibility Testing)では過去3年間にわたり、ディスク拡散法に基づく標準化された迅速法であるRAST法を開発した。この方法はより迅速で正確な結果をもたらすが、手作業によるセットアップと、厳密に定義された時点における阻止帯径の読み取りが必須であるため、多大な労力を必要とし、日常的な使用はもちろんのこと、臨床微生物検査室における大規模な使用を妨げている。そこで本論文では、Copan社のRadianを用いた全自動迅速抗菌薬ディスク拡散感受性試験の精度と頑健性を評価し、その実施上の制約を評価することを目的とした。

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