【論文/感染症】ノカルジア属菌による関節炎性強膜炎を発症した1例

背景
ノカルジア属は腐生細菌の一種で、有機物の多い土壌中に生息する。 はヒトでは口腔内細菌叢に存在し、眼や呼吸器官には存在しないため、この細菌による感染は、免疫不全患者、臓器移植患者、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者などの日和見感染として現れることが多い。

ノカルジア属による感染は頻度が低く診断が困難だが、強膜炎、角膜炎、眼内炎などの合併症により視力低下に繋がることがある。本論文では、強膜炎の病因としてNocardia arthritidisが検出された症例を報告する。

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