【KOLインタビュー】臼井 優氏(酪農学園大学獣医学群 獣医学類 食品衛生学ユニット 教授)〜ワンヘルスの観点で、AMRの課題を解決する〜#2

(カーブジェン有泉(以下、有泉))この春から教授にご就任されたとのこと、誠におめでとうございます。重複した質問となってしまうかもしれませんが、改めて今臼井先生ご自身がされている研究内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

(臼井)ありがとうございます。今は薬剤耐性菌のモニタリングから具体的な解決策を考案しているところです。モニタリングは今までに家畜や堆肥、野生動物、伴侶動物などを対象に行っています。その結果、具体的な問題が明らかになってきて、「実態把握」から「対策」へ移っている段階です。例えば、堆肥に関しては堆肥の処理法の開発、他にも耐性菌の診断法について研究し、社会実装と繋げようとしているところです。

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グラム染色を極める