【KOLインタビュー】大沼 健一郎氏(神戸大学)〜薬剤耐性問題と臨床現場のリアル〜#2

(カーブジェン有泉(以下、有泉))続いては、先生のご専門である微生物検査に絡めたお話しになりますが、薬剤耐性問題(antimicrobial resistance : AMR)における臨床現場のリアルについてお伺いさせてください。AMRの原因の1つとして、抗菌薬の不適正使用が挙げられておりますが、それは菌の同定ができていないことに起因していることになると思います。迅速な治療開始においては、細菌の培養結果を待たずグラム染色で菌種を推定することが重要となりますが、若手の医師の方だと判読に窮する方も少なくないと聞きました。この点については実際いかがでしょうか。

この記事の続きをお読みいただくには、
ログインまたは会員登録が必要です。

CARBGEM+は、感染症領域で活躍する、スペシャリストのための専門情報サイトです。会員登録により会員限定の記事の閲覧が可能になります。

グラム染色を極める