【KOLインタビュー】原田和記 先生(鳥取大学 農学部 共同獣医学科 臨床獣医学講座 教授) 後編

3.伴侶動物臨床領域における細菌検査について現状と課題

カーブジェン坂田(以下、坂田)カーブジェン上利(以下、上利)

(坂田)先ほどお話しいただいたように薬剤耐性問題が深刻化しているとのことですが、伴侶動物の臨床領域における細菌検査や抗菌薬の使用・選択について、現状と課題について教えてください。

(原田)細菌検査に関しても、病院や先生によって温度差があるのが現状です。細菌検査には経済的・時間的な問題が関わってくるため、飼い主と相談した上で決定していくことにはなりますが、飼い主が望まない検査はできません。獣医師が飼い主にいかに細菌検査の重要性を訴え勧められるかどうかにかかっています。それについては、獣医師の細菌検査に対する意識や考え方によっても変わってくるのではないかと思います。

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