【KOL 合同インタビュー】長谷川諒先生 (秋田大学医学部附属病院 )・加藤純先生(JA秋田厚生連由利組合総合病院 )#2

2:秋田県の微生物検査の取り組みについて

(カーブジェン坂田(以下、坂田))(カーブジェン片山(以下、片山))

長谷川先生と加藤先生が出会ったきっかけをはじめ、お二人のキャリアについて、様々なお話をありがとうございました。続きまして、秋田県として感染症に取り組むきっかけとなった経緯、また秋田県感染対策協議会で実施しているグラム染色研修会が発足された経緯について教えていただけないでしょうか?

(加藤)実は秋田県感染対策協議会自体には長い歴史があり、昨年40周年を迎えました。協議会は年に2回開催されているので、今までで約80回開催されています。協議会が発足した1980年代当初は、院内での適切な滅菌方法など、院内感染の制御に関する意見交換を目的として発足されたそうです。これを原点として、正しい感染対策を院内だけでなく院外の施設でも広めていこうと取り組んできました。

協議会が発足したきっかけについて詳しくはわかりませんが 、グラム染色研修会に関しては、佐々木重喜 先生が事務局の責任者になった際に、職種問わずグラム染色に興味を持ってもらう機会を作りたいとの思いがあって、私にもお声がけいただき、グラム染色研修会が発足しました。

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グラム染色を極める