【論文/AMR】オーストラリアの小児入院患者におけるグラム陰性菌血流感染症の特徴とその臨床転帰

背景・目的

グラム陰性菌による血流感染症(GNBSI)は、併存疾患を持つ小児に多く見られ、罹患率・死亡率共に高く薬剤耐性(AMR)と関連するケースが増えている。しかし、臨床的な症状や病原体の特性を関連付ける大規模な研究はほとんど行われていない。特にAMRとの関連に関しては、リスク要因が十分に判明されていない。質の高い抗菌薬臨床試験を設計するために、本研究では、オーストラリアの小児病院において3年間にわたる前向き多施設調査を行い、小児におけるGNBSIの原因病原体を体系的に特徴づけ、有害転帰のリスク要因を明らかにすることを目的とした。

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