【論文/感染症】ケニア・ニエリ郡・ムクルウェイニ郡の乳用ヤギから分離された乳房炎原因細菌の蔓延と抗菌薬耐性プロファイル

はじめに
ケニアでは、乳用ヤギの​​個体数は約20万頭で、ニエリ郡ムクルウェイニ郡では、政府と非政府組織(NGO)が共同で酪農を通じて地域の食糧と栄養の安全保障を改善するための取り組みを進めているため、乳用ヤギの​​個体数が増加していいる。しかしヤギ飼育には乳房炎などの感染症に多くの課題を抱えている。乳房炎は乳用ヤギが罹患する最も一般的な病気であり、乳質の低下、乳量の減少、治療費の高騰、治療中の乳の廃棄、早期淘汰、そして時には死亡など、大きな経済的損失をもたらす。
乳用ヤギにおける乳房炎の有病率、微生物の多様性、乳房炎の発症に関連する危険因子、およびAMRパターンに関する情報は乳房炎の予防と治療を大きく改善すると考える。
本研究では、ケニア、ニエリ郡ムクルウェイニ郡の小規模農家が飼育する乳用ヤギにおいて、臨床型および潜在性乳房炎の有病率と病因、薬剤耐性(AMR)プロファイル、および関連するリスク要因を調査した。

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