【論文/感染症】早産児における遅発性敗血症および髄膜炎を引き起こす多剤耐性Elizabethkingia meningosepticaの症例報告

背景
Elizabethkingia meningoseptica (E. meningoseptica)は、新生児や免疫不全者における髄膜炎、肺炎、敗血症の原因となり、グラム陰性菌に対する多くの抗生物質に耐性を持つ。E. meningoseptica は自然環境と病院の両方に存在するが、バイオフィルムを形成する能力があるため、院内感染を引き起こし、特に新生児集中治療室(NICU)での集団発生が報告されている。 抗菌薬感受性試験(AST)のガイドラインがなく治療法も確立されていないため、患者の予後は不良である。本論文では、同時にNICUに入室した、リスク因子を持つ新生児における遅発性敗血症の3症例を紹介する。

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グラム染色を極める

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