【論文/抗菌薬】東京の大学病院における血液培養から分離されたステノトロフォモナス・マルトフィリア種複合体およびカルバペネム耐性緑膿菌のセフィデロコール感受性

背景・目的
セフィデロコル(FDC)は、2019年に米国で、2020年に欧州で承認された抗菌薬である。米国感染症学会の2024年抗菌薬耐性グラム陰性菌感染症治療ガイダンスでは、メタロβラクタマーゼ産生カルバペネム耐性腸内細菌科細菌、治療困難な耐性緑膿菌(P. aeruginosa特に尿路感染症)Stenotrophomonas maltophilia complex(Stenotrophomonas maltophilia)などのカルバペネム耐性菌株に対して有望な効果を示している。日本でも最近承認されたものの、感受性データは依然として限定的である。本研究では、血流感染症におけるカルバペネム耐性P. aeruginosaおよびStenotrophomonas maltophilia (S. maltophilia) complexに対するFDC使用に焦点を当て、日本国内の血液培養から分離された菌株におけるFDC感受性を評価していく。

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グラム染色を極める

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