• 英文タイトル：Cost‐effectiveness analysis of the artificial intelligence diagnosis support system for early gastric cancers
• 雑誌名：DEN Open
• 著者：Shion Yonazu, et al.
• 掲載年月：2023年8月28日
• URL：https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10461711/
• DOI：10.1002/deo2.289

背景・目的

胃癌は早期に発見すれば予後が比較的良好だが、内視鏡検査には熟練医師でも悪性腫瘍病変の発見と識別が難しいという課題がある。この問題を解決するために、Ishiokaらが開発したAIベースの診断支援システム「Tango」が注目されている。このシステムは内視鏡画像を解析し、早期胃がんを専門医並み、あるいはそれ以上の精度で識別する。しかし、効果と費用の両面を考慮することが重要であり、今までにAIを用いた胃がん診断支援ツールの費用対効果を分析した研究は発表されていない。そこで本研究では、既存の研究結果を基に、早期胃がんに対するコンピューター支援診断（CADx）システムの費用対効果を評価した。