【論文/感染症】出生前のウレアプラズマ属による羊水内感染への曝露による気管支肺異形成症の有病率の上昇

背景

気管支肺異形成症(BPD)は早産児における重篤な合併症であるが、その発生率は依然として高く、過去20年間で低下していない。発生率低下が困難である理由は、出生前の有害因子やその多因子的な病因にあると考えられている。ウレアプラズマ属(Ureaplasma spp.)による呼吸器への定着は、新生児におけるBPDの発症に関与していることが示唆されており、羊水中のUreaplasma spp.とBPDとの関係についても調査が行われてきた。これまでの研究のメタ解析により羊水中のUreaplasma spp.がBPDと関連していることが示されたが、出生時の在胎週数などの交絡因子を考慮した多変量解析はまだ行われていない。また、羊膜腔への微生物侵入(Microbial Invasion of the Amniotic Cavity, MIAC) を伴わない羊水内炎症とBPDとの関係も依然として不明である。
本研究では、BPDと、Ureaplasma spp.を伴うおよび伴わない羊水内感染、ならびにMIACを伴わない羊水内炎症との関連性を調査した。

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