【論文/感染症】メチシリン耐性黄色ブドウ球菌髄膜炎に対するバンコマイシン治療: 予後因子としての濃度-時間曲線下面積/最小発育阻止濃度の活用に関する症例報告

背景
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、脳脊髄液(CSF)シャント感染の主な原因であり、バンコマイシンが第一選択薬として用いられている。重症MRSA感染症におけるバンコマイシンのモニタリングは、従来のトラフ値に基づくアプローチから、濃度-時間曲線下面積(AUC)に基づく戦略へと移行している。バンコマイシンのAUCガイド戦略の有効性はMRSA菌血症や肺炎において実証されているものの、中枢神経系(CNS)感染症や骨髄炎の治療におけるその有効性については解明されていない。本報告では、脳室腹腔シャント(VPシャント)感染に起因するメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)髄膜炎に対し、より高いAUC/MIC目標値を用いたバンコマイシン治療により、良好な治療成績を得た症例を報告する。

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