【論文/感染症】小児におけるRoseomonas mucosaによる蜂窩織炎の症例報告

背景
Roseomonas属は、ピンク色の色素を持つ、増殖速度の遅いグラム陰性球桿菌で1993年に初めて報告された細菌である。ほとんどのRoseomonas属菌は環境細菌であるが、一部の種は皮膚からも分離されている。ヒトにおける主要な病原体はRoseomonas gilardiiR. gilardii)、 Roseomonas cervicalisR. cervicalis)、Roseomonas mucosaR. mucosa)である。ヒトにおけるR. mucosa感染症の報告は限られているが、カテーテル関連血流感染や免疫不全患者での感染例が報告されている。他にも菌血症、腹膜炎、髄膜炎、軟部組織感染、脊髄硬膜外膿瘍、 化膿性脊椎炎、胆管炎、網膜下膿瘍、根管感染、肝膿瘍の症例も報告されている。R. mucosaは広域スペクトルセファロスポリン系抗生物質に耐性を示す。これらの報告における患者の多くは免疫不全状態、カテーテル関連感染後、術後感染後である。

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グラム染色を極める

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