グラム染色で何が染まるのか?

細胞壁

グラム染色は、細菌を色素によって染色する方法の一つで、細菌を分類する基準の一つです。グラム染色によって、細菌は大きく2種類に分類されます。染色によって紫色に染まるものをグラム陽性、紫色に染まらず赤く見えるものをグラム陰性といいます。この染色性の違いは、細胞壁の構造の違いによるものです。グラム陽性菌は、ペプチドグリカン層が厚く、グラム陰性菌はペプチドグリカン層が薄く、さらに外膜を有するため、染色性が異なると考えられています。

参考資料
https://serc.carleton.edu/microbelife/research_methods/microscopy/gramstain.html

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グラム染色を極める