細菌性髄膜炎における起炎菌
細菌性髄膜炎は抗菌薬の初期選択と発症から治療開始までの時間が患者の転帰に大きく影響する緊急性の高い疾患であり、グラム染色は欠かせない検査です。細菌性髄膜炎の主な起炎菌は年齢層、患者リスクによりさまざまですが、成人ではStreptococcus pneumoniaeが最多で、次いでHaemophilus influenzaeが多く、Group B Streptococcusや腸内細菌、Pseudomonas aeruginosa、Listeria monocytogenesもみられます [1]。
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